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ボリンジャーバンドのスクイーズとは?収縮から拡大を読む

スクイーズとは、ボリンジャーバンドの幅が狭く収縮した状態と定義される。ボラティリティの低下は、次の大きな値動きへ向けてエネルギーが蓄積される局面を意味する。バンド幅が締まるほど、相場は均衡に近い状態へ収束する。ただしスクイーズ自体は方向を示さないため、判定は抜けた方向の確認まで保留する。

Author GRID 編集部
Updated 2026.06.10
Read 6分

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01 — スクイーズの基本

スクイーズとは、ボリンジャーバンドの幅が狭く収縮した状態と定義される。上下の帯は価格の±2σ、すなわち標準偏差を用いて算出される。値動きのばらつきが小さくなると標準偏差も縮小し、その結果としてバンドの間隔が締まる。バンド幅が狭いということは、ボラティリティが低下し、相場が様子見の均衡へ収束していることを意味する。この収縮は、次の大きな値動きへ向けたエネルギーの蓄積を映している。

読み方は、次の3段階の手順に整理できる。第一に、バンド幅そのものが収縮しているかを確認する。第二に、収縮の段階では方向を先読みせず、バンドから抜けた方向を待つ。スクイーズは上下いずれへ動くかを示さないためである。第三に、バンドが急速に開くエクスパンションと、価格がバンドに沿って推移するバンドウォークの初動を、終値と出来高の増加で裏付ける。収縮・拡大・継続の各段階を、順を追って検証していく。

ただし、スクイーズはあくまで「予告」であって「合図」ではない。バンドの収縮は動きが近いことを示すが、方向を確定させるのはブレイクの側である。収縮の途中で先回りすれば、逆方向へ抜けた場合に損失が拡大しやすい。どちらへ抜けても対応できる準備を整えたうえで、抜けた方向を確認してから判定へ進める。スクイーズは「どちらかに動く」という一点のみを示す状態だと割り切って運用するのが妥当である。

POINT
スクイーズは「予告」であって「合図」ではない。収縮は動きが近いことを示すが、方向を確定させるのはブレイクの側であり、判定はそこまで保留する。
注意 / WARNING
収縮中の先回りエントリーは、どちらへ抜けても対応できる準備がない限り危うい。方向が確定する前に建てると、逆方向へ抜けた場合に損失が拡大しやすい。
用語 / TERM
バンド幅=±2σの間隔と定義する。標準偏差が縮小するとは、値動きのばらつきが小さい状態を意味する。

02 — 読み方の手順

1
バンド幅の収縮を確認する
±2σの間隔が狭まっている状態を収縮と判定する。バンドの間隔が締まるほど、値動きの幅が縮小していることを示す。第一段階として、バンド幅そのものが収縮しているかどうかを確認対象とする。
2
ブレイクの方向を待つ
スクイーズ自体は、上下いずれの方向へ動くかを示さない。収縮の段階で方向を先読みせず、バンドから抜けた方向を確認してから判定へ進める。予告と合図を区別することを手順上の前提とする。
3
出来高と終値で裏付ける
バンドの拡大=エクスパンションと、価格がバンドに沿って推移するバンドウォークの初動を評価する。抜けた方向の終値と、出来高の増加が伴っているかを合わせて検証し、動きの信頼度を判定する。

03 — 状態の整理

状態意味注意点
スクイーズ(収縮)ボラティリティ低下・様子見の均衡方向はまだ決まっていない
エクスパンション(拡大)大きな値動きの始まりとされる初動のダマシに注意
バンドウォーク強いトレンドの継続逆張りの根拠にしない

静けさは終わりではなく、次の値動きに向けた準備の局面である。スクイーズが示すのは「どちらかに動く」という一点に限られる。

04 — よくある質問

スクイーズはどれくらい続く?
継続する長さは一定しない。数本の足で終わる場合もあれば、均衡が長期化する場合もある。一般に収縮が長いほどその後の反動が大きくなるとされるが、それが保証されるわけではない。継続長のみを根拠に反動の大きさを確定しない運用が妥当である。
収縮したらすぐ入っていい?
収縮の段階では方向が確定していないため、即時のエントリーは基本的に見送る。スクイーズは動きが近いことを示すのみで、上下いずれへ抜けるかは示さない。バンドから抜けた方向を確認してから判定する手順が基本とされる。
±1σと±2σのどちらで見る?
スクイーズの判定には±2σの間隔を用いるのが一般的である。±1σは反応が早い一方でダマシが増えやすい。まず±2σでバンド幅の収縮を捕捉し、細部の確認に±1σを補助的に併用する、といった使い分けが考えられる。
スクイーズと逆のシグナルは?
逆にあたるのがエクスパンションである。収縮していたバンドが急速に開き、値動きの拡大が始まった状態を指す。さらに価格がバンドに沿って推移するバンドウォークが継続すれば、強いトレンドの継続とされる。ただし、いずれも初動のダマシには注意を要する。
KEY TAKEAWAYS / まとめ
01スクイーズはバンド幅が収縮した状態。ボラティリティ低下=エネルギーの蓄積を意味する
02収縮自体は方向を示さない。抜けた方向を確認してから判定へ進める
03エクスパンションとバンドウォークの初動を、終値と出来高で裏付ける
スクイーズを読む手順
  • バンド幅の収縮を確認する
  • 方向を先読みしない
  • ブレイクの方向と終値を見る
  • 出来高の増加とエクスパンションを確かめる
ボリンジャーバンドの基本へ

スクイーズはボリンジャーバンドの一場面にすぎない。バンドの構造や出来高との組み合わせまで押さえておくと、収縮から拡大への流れを手順として読みやすくなる。

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