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移動平均線の期間はどれを使う?20日・75日・200日の違い

移動平均線の期間=平均を計算するローソク足の本数。日本株の日足では20日・75日・200日(または5・25・75)が代表的で、短期・中期・長期の視点に対応する。どれを使うか、3本をどう読み分けるかを手順として整理する。

Author GRID 編集部
Updated 2026.06.08
Read 6分

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01 — 期間の基本

移動平均線の期間とは、平均を計算するローソク足の本数だ。日本株の日足では20日・75日・200日(または5・25・75)が代表的で、短期・中期・長期の視点に対応する。同じ移動平均線でも、期間が違えば表示される情報は変わる。どの1本を使うかという問いは、どの時間軸を評価対象にするかという設定に等しい。

複数の期間を併用する目的は、時間軸ごとに役割を分担させることにある。期間が長いほど線は滑らかで反応が遅く、大きな流れ=地形を示す。短いほど価格に近く敏感で、足元の勢いを示す。200日で方向、75日で傾き、20日で距離。3本を重ねれば、どの時間軸で何が起きているかを一画面で把握できる。3本の並び(ゴールデンクロスなど)と価格の位置は、トレンドの段階を判定する材料になる。

期間は頻繁に変更せず、固定して運用するのが原則だ。基準がぶれれば、過去との比較も検証も成立しない。20日か25日かも市場慣行の違いにすぎず、どちらかに確定して一貫させることが要件になる。正解の1本を探すのではなく、感度の異なる定規として並べて読む——それが期間を使い分けるという運用だ。

POINT
期間は感度の異なる定規だ。1本で全項目を測ろうとしない。長期・中期・短期を役割で分担して配置する。
注意 / WARNING
期間を頻繁に変えると基準がぶれ、検証が成立しなくなる。まず固定し、同一の物差しで運用する(how-to-backtest 参照)。
用語 / TERM
分水嶺=200日線の上を強気、下を弱気とする慣行的な基準。注目される水準の一つで、単独の売買サインではない。

02 — 使い分けの手順

1
200日線で大きな流れをつかむ
最も滑らかで反応の遅い1本。長期の方向を示す。上を強気、下を弱気の分水嶺とされる。最初の工程として、この線で相場全体の地形を確定する。
2
75日線で中期の傾きを確認する
75日線で中期の傾きを判定する。向きと角度からトレンドの持続性を評価する。長期と同方向に傾いていれば、流れは整合していると読める。
3
20日線で直近の勢いと価格の距離を見る
20日線は価格に最も近く、直近の勢いを示す。線と価格の距離を押し目・行きすぎの基準にする。乖離が大きければ過熱、近ければ勢い継続と判定する。

03 — 期間ごとの整理

期間性格主な見方
20日(短期)敏感で価格に近い直近の勢い・押し目の目安
75日(中期)傾きが安定トレンドの持続確認
200日(長期)滑らかで遅い長期の強気・弱気の分水嶺とされる

正解の1本を選ぶ問題ではない。長い線で地形、短い線で足元。役割を分担して読む。

04 — よくある質問

日足以外でも20・75・200を使う?
そのまま流用できるとは限らない。時間軸ごとに1本が表す期間の意味が変わる。週足の200は約200週分で、日足の200日とは対象が異なる。時間軸に応じて代表的な本数は選び直されることが多いとされる。
3本すべて表示すべき?
多いほど良いわけではないとされる。線が増えるほど画面は混雑し、判断精度がむしろ下がることもある。長期・中期・短期から、その工程に必要な役割だけを選定する。
25日と20日はどちらを使う?
市場慣行の違いで、正しい方は決まっていない。日本株は25日、米国系ツールは20日が多い。どちらかに固定し、一貫して運用することのほうが重要とされる。
価格が200日線を割ったら売り?
200日線は注目される水準の一つにすぎず、割ったこと単独では判断材料にならないとされる。線の傾き、他の期間、出来高などと合わせて総合的に評価する。
KEY TAKEAWAYS / まとめ
0120日・75日・200日は短期・中期・長期。長いほど滑らかで遅く、短いほど敏感で価格に近い
02200日で方向、75日で傾き、20日で距離。3本を役割で分担して読む
03正解の1本を探すより、期間を固定して一貫した基準で運用することが検証の前提になる
期間を使い分ける手順
  • 200日線で長期の方向を確定する
  • 75日線で中期の傾きを判定する
  • 20日線で直近の距離を測る
  • 3本の並びと価格の位置を照合する
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