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ポジションサイジング / RISK初心者向け

ポジションサイジング|取引量を計算で決める

ポジションサイジング。1回の取引で持つ量を、勘ではなく計算で決める手法。許容損失と損切り幅から逆算し、どの取引でもリスクを一定に揃える。計算式と、固定・変動サイジングの違いを記述する。

Author GRID編集部
Updated 2026.06
Read 6分
取引量は、許容損失を損切りまでの値幅で割って算出する。

01 — ポジションサイジングの基本

ポジションサイジングは、1回の取引で持つ量を計算で決める手法だ。出発点は許容損失と損切り幅の2つ。式は「ポジション数 = 許容損失 ÷ (エントリー価格 − 損切り価格)」。許容損失2万円、損切り幅100円なら200株。損切りが遠い取引ほど持てる量は自動的に小さくなり、どの取引でも失う額が揃う。

固定サイジング(毎回同じ株数)は計算が簡単だが、損切り幅によってリスク額がばらつく。同じ100株でも損切り幅が2倍ならリスクも2倍だ。変動サイジングは量を調整してリスク額を一定に保つ。資金管理で許容損失を決め、損切りで撤退価格を決め、サイジングで量を確定する——この3つが連結して初めて、リスクは設計通りに制御される。

POINT
「どこまで上がるか」ではなく「外れたらいくら失うか」を起点に量を決める。サイジングは損切り幅から逆算する。
注意 / WARNING
量を増やしたいがために損切り幅を不自然に狭めると、ノイズで損切りが頻発しやすくなる。
用語 / TERM
変動サイジング=損切り幅に応じて取引量を変え、1回あたりのリスク額を一定に保つ方式。
FORMULA
ポジション数 = 許容損失 ÷ (エントリー価格 − 損切り価格)
許容損失2万円、エントリー1000円・損切り900円(値幅100円)なら、2万円 ÷ 100円 = 200株。損切り幅が広いほど、持てる量は自動的に小さくなる。

02 — 取引量を決める3ステップ

1
許容損失を確定する
資金管理で決めた1トレードの許容損失額を用意する。資金 × リスク率で算出した固定額を使う。
2
損切り幅を測る
エントリー価格と損切り価格の差を出す。これが1単位あたりに負うリスク額になる。
3
割り算で量を出す
許容損失 ÷ 損切り幅で取引量を算出する。損切りが遠い銘柄ほど量は小さく、近いほど大きくなる。

03 — 固定 vs 変動サイジング

方式1回あたりのリスク特徴
固定サイジング毎回バラつく常に同じ株数/枚数。計算は簡単だが、損切り幅でリスク額が変動する
変動サイジング毎回ほぼ一定許容損失÷損切り幅で量を調整。リスクを揃えられるが計算が要る

量は願望で決めるものではない。許容損失と損切り幅が、持てる量を一意に決める。

04 — よくある質問

毎回同じ株数ではダメ?
固定株数だと損切り幅が広い取引ほどリスク額が膨らむ。同じ100株でも、損切り幅が2倍なら損失も2倍。リスクを揃えるには量側を調整する変動サイジングが合理的だ。
損切り幅が狭ければ量を増やせる?
計算上は増える。ただし狭すぎる損切りは値動きのノイズで頻繁に引っかかる。量を増やす目的で損切りを不自然に狭めるのは本末転倒になる。
KEY TAKEAWAYS / まとめ
01ポジションサイジングは取引量を計算で決める手法
02ポジション数 = 許容損失 ÷ 損切り幅で逆算する
03変動サイジングは取引ごとのリスク額を一定に揃えられる
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