GLOSSARY
レンジ
レンジとは、価格が一定の範囲内を往復する状態のことである。ボックスとも呼ばれ、上値と下値が意識される。方向感が薄く、高値・安値の切り上げや切り下げが揃わない状態と整理できる。
たとえば100円から110円の間を何度も往復し、上値も下値も更新されないなら、その幅がレンジと判定できる。上限と下限の距離を値幅と呼び、ブレイクしたときの目標値の目安として使うことがある。
実務では、レンジかトレンドかの判定を手法選択の起点にする。レンジでは上限・下限の反発を狙う逆張りや、RSIの70・30が機能しやすい。一方、移動平均のクロス系サインは往復のなかで頻発し、ダマシが増えやすいとされる。
よくある誤解は、レンジは利益が出にくいので無視してよいという考え方である。レンジの端をブレイクすればトレンドへ移行することがあり、水準の観測は移行の初動を捉える準備になる。判定に迷う移行期は、様子見も選択肢になる。