GLOSSARY
EMA・SMA
SMA(単純移動平均)は一定期間の終値を単純平均した値、EMA(指数移動平均)は直近の価格に大きな重みを置いた移動平均である。どちらも値動きをならしてトレンドの方向を掴む道具で、EMAはSMAより価格変化への反応が速い。
たとえば5日間の終値が100、102、104、106、108なら、SMAは102になる。EMAは直近の108に近い値になり、同じ5期間でも現在値に寄る。期間が短いほど敏感に、長いほど滑らかに動く。
実務では、短期線と長期線の位置関係でトレンドの段階を判定する。短期線が長期線を下から上抜ければゴールデンクロス、上から下抜ければデッドクロスと呼ぶ。反応の速さが要る場面ではEMA、安定した傾きを見たい場面ではSMAが選ばれる。
よくある誤解は、EMAのほうが優れているという考え方である。速いぶんダマシも増えるため、優劣ではなく用途の違いと捉える。期間を頻繁に変えると過去との比較ができなくなる点にも注意する。