押し目とは、上昇トレンドの途中で生じる一時的な下げのことである。買い方の利益確定や様子見で生まれるとされ、この下げを待って買う手法を「押し目買い」と呼ぶ。下降トレンド中の一時的な戻りは「戻り」という。

深さの目安は、移動平均線への接近や、直近の上昇幅の半値までとされることが多い。たとえば100円から120円まで上げたあと、110円前後まで戻る動きが押し目の候補になる。反発の確認は、下げ止まりの足の確定で行う。

実務では、押し目と判定して買う前に、トレンドが続いているかを確認する。高値・安値の切り上げと移動平均の向きが揃っているか、RSIが売られすぎから戻しているかを見る。飛びつきより有利な位置を狙える点が利点になる。

よくある誤解は、下がったらすべて押し目だと考えることである。押し目はトレンドの継続が前提であり、トレンドが崩れた下げは押し目ではない。直近安値を割ったら想定が崩れたとみなし、撤退する基準を先に決めておく。